【レポート2023】第39回仙台青葉まつり

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4年ぶりに本格開催となった『青葉まつり』に行ってきました。青葉まつりとはどういう祭りなのか紹介します。

青葉まつりとは?

江戸時代、仙台東照宮の例祭である「仙台祭」が仙台藩最大のお祭りでした。多いときは70基もの山鉾が城下を練り歩く祭りだったそうです。明治時代になると伊達政宗公を祀る青葉神社の例祭に変わり、政宗公の命日である毎年5月24日に神輿渡御などの祭りが行われるようになりました。

現在では毎年5月の第3土日に開催され、この例祭を『青葉まつり』と呼び、仙台市民に愛される祭りの一つとなっています。土曜日に開催されるのが「宵まつり」と言い、すずめ踊りが中心です。杜の都を代表する定禅寺通りだけでなく、様々な店が並ぶ商店街のアーケードで流し踊りを披露します。そこだけでなく、広場のステージでもすずめ踊りは披露されています。日曜日に開催されるのが「本まつり」と言い、時代絵巻巡行が見どころです。武者行列、山鉾巡行、すずめ踊りなどが続き、藩政時代の活気と華やかさが表現されています。

すずめ踊り

すずめ踊り

慶長8年(1603年)、仙台城移徒式(新築移転の儀式)の後の宴席で、泉州・堺出から来た石工達が、藩祖伊達政宗公の前で即興で披露した踊りがはじまりと言われています。
小気味よいテンポ、躍動感あふれる身振りで踊る姿が餌をついばむ雀に似ており、伊達家の家紋も「竹に雀」であることから『すずめ踊り』と呼ばれました。

すずめ踊り

戦前までは大崎八幡神社の祭礼にはこの踊りを奉納していましたが、戦後には次第に継承者を失い、途絶えてしまいました。一度は伝統が途絶えしまいましたが伝承者の石工・黒田虎雄の指導のもと、すずめ踊りを復元しました。昭和62年(1987)の第3回仙台・青葉まつりから『仙台すずめ踊り』としてコンテストを開始し、各地で講習会を開くなど『仙台すずめ踊り』の伝承・普及に力が注がれています。現在では老若男女楽しめる踊りとなり、青葉まつり以外のまつりやイベントなどでも披露されています。

すずめ踊り
すずめ踊り

山鉾

山鉾は全部で11基あります。すべてが仙台市内の企業や団体によって運行されています。開催週の水曜日から一番町のアーケード街に展示されています。宵まつりでは山鉾博覧会があり一部の山鉾に乗って記念撮影を撮ることができます。また、夜には山鉾巡行が行われ、提灯を灯した幻想的で美しい山鉾を楽しめます。本まつりでは時代絵巻巡行の際に山鉾巡行が行われます。

政宗公兜山鉾
政宗公兜山鉾
大鯛山鉾
大鯛山鉾

杜の市・市民広場

屋台
屋台
市民広場ステージ
市民広場ステージ

勾当台公園では杜の市が開かれ、伊達政宗公ゆかりの地の美味が集合しています。牛タンやずんだだけでなく、魚介や地酒を楽しむことができます。市民広場のステージではすずめ踊りが披露され、店では仙台・青葉まつりのグッズ等を買うことができます。

まとめ

4年ぶりと本格開催ということもあり、かなりのにぎわいでした。新緑の季節である5月に開催される青葉まつりは、より一層「杜の都」を感じられます。仙台を代表する祭りの1つなので来年ぜひ来てください

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